NASとは
パソコンショップの外付けのハードディスクが置いてあるコーナーなどを覘いてみると、「NAS」という種類のハードディスクをよく見るようになりました。
一見普通の外付けのハードディスクのようでもあり、パソコン周辺機器にある程度の知識がないと、パッと見では違いがわからないですね。
NASは共同作業に便利
ずいぶん昔の話ですがオフィスでパソコン作業中、制作データを確認してもらう時など、一旦フロッピーディスクに保存して、それを手渡しで別のパソコンで作業している人に渡し、受け取った人はそのフロッピーディスクをパソコンに入れて、データを呼び出し、確認を行っておりました。
「NAS」はルーターやモデムといった通信機器に繋げるLANケーブルを差し込む穴である「LAN端子」がついているハードディスクで、これによりLANにつながっている複数のパソコン同士がネットワークを利用して、中に入ったデータを円滑に共有できます。
これで、例えば仕事上で作成したテキストデータを、別のパソコンで作業している人が記録媒体の受け渡しをする必要なく、自分のパソコン上ですぐに確認・修正などが簡単にできるようになりました。
最近では無線LANに対応した「NAS」や、USB接続端子がついている「NAS」もあります。
USB接続端子がついている「NAS」にUSB接続の周辺機器を繋げれば、複数のパソコンでその周辺機器を利用することが可能になります。
こういった点から、「NAS」はおもに複数人で共通のデータのやりとりを行う職場で効果を発揮しやすいハードディスクといえますね。